湿度計センサーの仕組み

現在私たちの身の回りの情報はほとんど全てが電子化されるようになっています。全ての情報が電子化されることにより、そのデータ処理を用いることによって応用の幅が広がります。さらにインターネットを介して遠く離れた所への転送なども行うことが容易です。このようなメリットから、様々な物理現象を電子化してコンピューターで入力するというようなことが行われるようになってきました。

その際重要になってくるのは、様々な物理現象を電気信号に変換するセンサーです。このようなセンサーなしには情報の電子化はできません。そのようなことから、様々なところで色々な物量に対応できるようなセンサー開発が行われてきています。現在でも様々な新たな装置が開発され発表されています。

様々な物理情報の中でも、湿度計に関するセンサーは少し変わったものになります。基本的には湿度計として用いるには水分に関して応答を変化させるようなデバイスを利用する必要があります。そのようなことで湿度計センサーが開発されています。現在は大きく分けて二つのタイプの物が利用されています。

一つは感応部に水分がのることにより抵抗が変化するもので、もう一つのタイプは静電容量が変化するものです。この両者においてはそれぞれ応答性や出力信号などにおいて違いがあり、利用する場面において使い分け行うことになりますが、特に低湿度環境下で速い応答を求める際には静電容量式が利用されることになります。