HACCPでの記録の注意点

HACCPでは重要管理点を明確にして、管理基準を設定することが求められています。この基準に適合していることをモニタリングすることも必要です。対象は抜き取りではなく全数というのがルールとなっています。この時に合格か不合格かを検証する必要があり、その記録もつけなければいけません。

現場で行われる記録では、いくつかの注意点があります。それをしっかりと対応しておかないと意味のないことをしている恐れがあります。HACCPで求めている記録は、食中毒や異物混入を発生させないために行われる検証の証拠です。つまり記録がなかったり不十分だったりすると、検証が正しく行われていたことを示せなくなります。

第三者に対して適切性を示せないと、何かトラブルが発生した時に、疑われても仕方がないということです。それでは検証をしっかり行なっていても十分ではないということになります。HACCPで記録をする時には、抜けがなく誤記載がないことが求められます。そのためわかりやすく書きやすい様式にしておくと安心です。

桁数が決まっているようなものは枠をつけておくことや、記入欄を大きくする。抜けがあると気がつきやすいように記入欄をフローのようにするなどの工夫が必要です。電子的なフォームを利用すると、間違った記載ができないようにしたり、抜けがあると終われないなどの機能を盛り込むことができます。紙よりもわかりやすい様式ができるので、担当者の負担が軽減されます。

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