湿度計のセンサーは繊細で取り扱いに注意

湿度計のセンサーは小さな素子で、デジタル方式が一般的な近年では当たり前のそれも主流になっています。素子は電気的なダメージが破損の理由になりますが、物理的な衝撃も精度を狂わせたり、最悪壊れる原因になるので注意が必要です。湿度計のセンサーはいわゆる熱衝撃と呼ばれるダメージも無視できませんし、メーカーの想定を超える高温と低温を繰り返す耐久試験のような環境に置くのもNGです。常温で冷暖房の風が直撃せず、直射日光があたる心配もない窓際も避けるのが、湿度計を設置する基本的な条件です。

センサーは内蔵であれば壊れにくいと考えられますが、壊れても確認しにくいデメリットがあるので油断禁物です。湿度計のセンサーは壊れてしまうと修理が難しく交換しか手がありませんし、そもそも市販の製品は壊れているかどうか確認するのが困難です。分解しないと状態が分かりませんしテストもできないので、メーカーの保証が無効になる覚悟で確認する必要があります。メーカーに送って確認してもらう方法もありますが、安価な製品であれば買い替えた方が安いので、メーカーの点検を受けて修理してもらうのは非現実的です。

湿度計を長く使い続けたいなら、センサーが外づけで取り外しができる業務用の検討をおすすめします。業務用ならメーカーの校正に対応していますし、無償点検がついていたり有償でも点検が受けられることが多いです。壊れてもまるごと買い替える必要がありませんから、経済的には勿論、環境的にも負荷が減るので合理的です。

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